2018年7月26日木曜日

低能議員に「不勉強」と説けば済む話ではない、これは100%の悪意によるものだ

もちろんその通り、この議員自体が何もわかっていない馬鹿または無能(とまで言っている弁護士はいませんが)であることに疑いはないとして、では彼女らは 単に不勉強(低能)だからこのような不勉強(低能)な発言をしているのか?というと当然、否であります。以下、お怒りの弁護士とジャーナリストの発言を挙げておく(怒ってはいないかもしれんが)。 ここで「議員はこんなことも知らないのか」とおっしゃる方々は全員、小中学校の道徳の学習指導要領がどうなっているかをご存じないということを意味する。ここでは中学校のものを挙げる:
4 主として集団や社会とのかかわりに関すること。
(2)法の精神を理解し、自他の権利を重んじ義務を確実に履行するとともに、公徳心をもって社会の秩序と規律を高めていくように努める。(平成元年(1989年)改訂)
(1) 法やきまりの意義を理解し,遵(じゅん)守するとともに,自他の権利を重んじ義務を確実に果たして,社会の秩序と規律を高めるように努める。(平成20年(2008年)改訂)
ここにはその対価性は明示的というほどではないが反映されているし、運用の上ではもっと明白に、とっくの昔から行われていたことである。たとえば道徳教育の実践報告を見よ。また、来年度の道徳教科書についても同様の問題が24日付の神奈川新聞によって指摘されている。

法学部卒でもなければそのような義務教育のあいだに習ったような素朴な話を内面化しつづけてることなんて明らかだろうし、そうでなくてもこれはもともと「大日本帝国を取り戻す」類いのカルト教団にとっての教義なので、大人になってからみずから主体的に獲得することもできるわけです。彼女がどっちの経路で獲得したのかは知らんが、それ自体はどっちでもよく、法学的に明らかな誤りだろうが教義なんだから獲得して布教するしかないわけです。

で、こういう馬鹿げたものを書いたのは文科省のえらい人なわけでしょう。東大法学部卒(か知らんが)のキャリア官僚が組織的にこれを真顔で書いているという想像力が最低限あるだけで、2018年にもなって「自民党の議員は憲法を理解していない」などと言うのは少くとも30年遅いことがわかるわけです。敵は本能寺にあります。カルト教団はとっくに行政府を根城にしています。本邦の弁護士はこんな低能と遊んでるだけでなく、もっとしっかりしてくれよと思う。お前らに本邦のブルジョア市民革命が担えるつもりでいるのか?ということは口を酸っぱくして言っておきたい。

以下、おまけ。

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