2019年3月23日土曜日

センター試験過去問が最新3年分しか公開されていない

センター試験の過去問が今年から数えて過去3年分しか公開されていないことを知った。独立行政法人の分際で納税者を愚弄する振る舞いには我慢がならねえので情報公開請求でPDFにて寄越すよう要求してみよう。と思ったら情報公開請求手続きのウェブページだけ閲覧禁止になっていて草。このことは以下のようにして確認できる:
  1. 電子政府の総合窓口に行きます。
  2. 「各独立行政法人等の法人文書ファイル管理簿」というページで大学入試センターの請求手続に関する「情報公開」というリンクをクリックします。
するとこのようにページが出る:
403 Forbidden

リクエストされたページは閲覧が許可されていません。




403エラー - 大学入試センター
おおかた、情報公開請求の手続で過去問を要求する奴らが結構な数いたのかもしれん、それ自体は正当な要求であるから。それどころか最初から大学入試センターが全ての試験問題をウェブサイトにて予めPDFで公開して当然なわけです。そこへ来て最新3年分というこのフザケ振りには、うっかりミスなどではない並々ならぬ覚悟を感じる。しかも情報公開請求手続のページだけアクセス禁止にするのだから奴らは本気である。404 エラーではないのでページ自体は存在するわけである。ページは存在するが見せられない事情があるそうだ。プレスリリースにもこのページだけが閲覧できない理由とその復旧予定についての言及は一切ない。とすればその理由は何か。

というわけで、どう見ても組織的なサボタージュにしか見えないので腸が煮えるわけである。こういうの聞いてくれそうなのはBuzzFeedぐらいしかなさそうだし、それにしたって筆頭がアレじゃあな(日本版の話)。ハフポスト日本版には産経と同じぐらいに不可能だろう、というのも行政を監視するという発想がハナからないスタッフばかりの様子だからである。戦う気のないメディアはさっさと潰れておけよ。

思うに、仮にこの403エラーにした目的が「過去問非公開のための水際作戦」だったとした場合、おそらく審査基準上は公開できるということなのかもしれない。でも公開したくないので請求手続のページを隠した、というところか。まさかそんな馬鹿な話があるわけないと思うのですが、デタラメが罷り通る本邦の行政組織においてはなんだってできるわけです。嘘だってつけるし8億円だって値引きできる。

まあそれにしても、受験者が毎年50万人いるわけだから過去問の需要は当然にあるわけだが、誰も文句を言わなかったとは思えないので全て黙殺してきたわけだ。本邦の行政組織ったらほんとにこんな悪質なのばかりじゃないですか。

2019年3月18日月曜日

ああアートディンクよ今いずこ

むかし存在したアートディンクの作るゲームの進む道は、本邦のゲームソフト屋が生き残る道の一つとしてある時期までは確かに存在したと思うのですが、今や見る影もないようだ。もったいないことである。まあAIIIとかA4とかは当時からやったことなかったんですが、俺が言ってるのはルナティックドーンIIのことです。

韓国ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』(2016)

韓国ドラマをまじめに見たのはこれで一つめですが、いくつか文句がある。
  • 冗長すぎる
  • 冗長すぎる
  • 冗長すぎる
まあそれ以外はすごくおもしろいですが。なんというか、こういう冗長な表現というのは英語圏のドラマだと全部ばっさりカットされてしまうところだし、なんというか本邦のクソな映像表現とも似たところである。もし全部カットできたら1時間x51話というようなNHK大河ドラマよりも長い話づくりにはならなくて、45分x23話ぐらいの長さで済んだのではないかと思う。それぐらい冗長でくどい作りにはなっている。

とはいえ、本邦の糞な映像表現とは違ってストーリーというかコンセプトがしっかりしているので軍配は韓国ドラマに上がります。本邦の映像表現がダメなのは表現方法それ自体だけではなくてストーリーが糞なんである。

まあ誰でも考えてみたらいいと思うのですが、「権力を恣意的に振るう悪を倒す」という勧善懲悪の設定を前提にストーリーを組みたてても、刑事訴訟とか基本的人権とかを全部ぶっとばして出来てしまうが本邦の『水戸黄門』であり『暴れん坊将軍』であり『遠山の金さん』であるわけです。そこ行くと『オクニョ』の主人公たちはどうやって悪を退治するか地に足をつけて考えます。そこが本邦の糞時代劇と全然違う。地に足をつけて考えるから冤罪を防ぐために弁護士を立てよう、弁護士を育成しようという話になるし、なにしろ地に足がつきまくってるから権力者相手に詐欺だってやっちゃうわけです。ここらへんの権力者との対決姿勢というのは、本邦の糞時代劇には全く出てこない視点と言える(断言できるかは知らんが、まあ存在しないだろうな)。

 中世の朝鮮にはウェジブとかいう制度があってこれが現在の刑事弁護士と似たことをしていたようですが、どこまで史実なのかは知らん。まあストーリー自体は史実ではないだろうでしょうが、ウェジブというような制度があったという点はすごく驚かされたところです。まあなんつうか、ええなと。

ですので、主人公を演じるチン・セヨンがすごく綺麗だとかユン・テウォン役のコ・スが男前だとか言う見かけの部分に騙されてはいけないわけです。そういう表層的な部分に目が止まる鑑賞は偽物です。もちろん俺はチン・セヨンが綺麗でないということを言っているのではなく、当然ながらチン・セヨンは超絶に綺麗です

冗長すぎるとは言ったが、このドラマの主人公達が目指す道の延長線上には(フランス革命とかアメリカ独立とかの)近代市民革命があることは明らかである。一方、本邦の糞時代劇にはそれが一切ない。ただこの一点において俺はこのドラマ『オクニョ』を激賞します。なお、『水戸黄門』『暴れん坊将軍』を制作したテレビ屋どもは今すぐ恥を知って死ね。

2019年3月17日日曜日

EVE burst error なんぞ熱かないですよ

EVEをリメイクだかなんだかして売ろうとする企画をよく見るが、まあ無駄な努力なのでやめておけよとしか思わない。本邦のゲーム屋さんには映画屋さんと同じぐらいに糞なシナリオ書きしかいないので、いっそのことハリウッドの誰かに頼んで英語圏の人だけで作ってもらうほうがまだ売れると思います。予算がかかりすぎて回収は不可能でしょうが。いまさら紙芝居ゲームでもないだろうに。

だいいち当時のEVE初代(PC98版とか)は当時だったから面白かっただけで、今見ると微妙な表現だってあるだろう。あの作品はイスラム教がモチーフになってるわけだけども、その理解だって間違ってないのかどうか。

Suzanne Collins, The Hunger Games (2008)

The Hunger Games をよみました。クイズはDogobooks でやることができますが、まあ全問正解したので難しくはなかったんでしょう。しかし読むのにかかった時間は20時間26分 (81wpm) であってこれは多読基準だと読むのには適さない速さです。しかしそんなことを言われても知らんがなという感じである。

2019年3月9日土曜日

Suzanne Vega 『Tom's Diner』を知った

Suzanne Vega という歌手の1981年に発表した Tom's Diner という楽曲をものすごく強烈に覚えている。おそらくAGF(味の素ゼネラルフーヅ)のCMだったのではないかと記憶している。これはおそらく『グーニーズ』の水曜ロードショーだか金曜ロードショーだかゴールデン洋画劇場でのテレビ放送をVHSに録画して繰り返し視聴したことによるのではないか、と思っている。今になって彼女の作品のタイトルがわかり、それがYouTubeで聞けるというのは大したもんだわねと関心している。 上が発表当時(1981年頃)? のものである。
Suzanne Vega - Tom's Diner
下のこれは1994年にBBCで放送されたもののようだが、なかなどうしてこちらの方が美人さんである(同一人物だろうに)。不思議。
Suzanne Vega - Tom's Diner (Live Acappella) (BBC TV 1994)
と思って探していたらまさにそのCMを見つけた。これだこれだ。
AGFマリームCM 80年代

GS美神

そういえばむかしGS美神というアニメがあったようですね。俺は見てないのですが、原作の『GS美神 極楽大作戦!!』は好きでした。いま作者はご存命なんだろうか。

メモ:『文學界』を名乗るクズが人工透析患者を殺した

2019年3月4日月曜日

なにが多読だ

しかしこれは既に人生に余裕のある人が更に深みを与えるための余暇的活動の類でしかないことに思い至った。というのも児童書は読んでてちっとも早くならないからである。グレーデッドリーダーを読んで早くなるなんてのはシャブでラリってるのと同じで、最終的には語彙に制限のないものを早く読めるためにはその練習としても語彙の制限されたGRなんぞ読んでてもまるで無意味ということだな。さいしょから手加減のない児童書のみを読むべきだったのだ。ここで取り返しのつかない誤ちを犯したようだ。 まあ多読によって英語を極めるなんてのは幻想に過ぎないってことだな、または年齢を取りすぎたのであろう。 ハリポタが 86 WPM (読了時点) なら ハンガーゲームも 85 WPM である (まだ2/9読了時点) 。これでは遅すぎるし TOEIC ごときであってもこの遅さでは役に立たないのである。 もはや人生に失敗したと言うしかない。 マトモな指導者にもつかず『快読100万語!』が吐き散らした与太を真に受けたせいでこのザマだよ。100万語の作者である酒井氏に責任を取れというつもりもないが、まあいずれにせよ何を読んだとしても100万語では何者にもならないし、仮にグレーデッドリーダーのみを数百万語読んでても児童書という極めて限られた内容の本でさえちっとも早く読めるようにもならん。

結局、この数年で俺が得たものと言えばリーディングとシャドウイングによる耳の鍛錬で得たリスニング能力だけである。まあセンター試験の英語ぐらいなら死なずに突破できるかもしれない程度には強くなったかもしれん(これは幻覚でないことを願う)が、しかしそもそもセンター試験は来年度で終了してしまうのでまるで意味がなく、結局のところ多読によってリーディング能力がなにがしか改善したと言える現象は何もない。グレーデッドリーダーという極めて狭い語彙の枠でならかなり早く読めるようになったことも事実ではあるが、制限のまるでない現実の読書にはほぼ無力であることを痛感している。

もはや何もかもが憎い。第二言語としての英語学習はこんなに与太ばかりに満ちた世界であったことと、自分が無能すぎるということの両方に腹が立って仕方ない。

2019年3月2日土曜日

https://blog.the-ebook-reader.com/2017/12/21/best-ebook-readers-for-pdf-reading-2018-edition/ eペーパーは全然まだあかんようだな。もうちょっとマシになって値段が安くなれば13インチのも買えるようになると思うのですが。

2019年3月1日金曜日

まあ今更ながら俺は取り返しのつかない誤ちを犯したことに思い至った。俺以外の誰にも迷惑がかかるわけではないので「罪」と呼ぶほどではないのだろうが、まあ親には申しわけねえなと思ってはいる。 医者になりたかったわけでもなく官僚になりたかったわけでも弁護士になりたかったわけでもない。まあ要するに単に頭が悪かっただけです。まあそれだけでもないのだけど、大学院重点化の被害者だなんて面はよしておきたい。研究者にはなれなかっただけで、チャンスとしては結構なものを貰ったのではあるようだし。しかし金の無駄というよりはもっと金を投下しろよとは国に思いますわね。これから俺は惨めに死ぬしかないのかと思うとまあつらい。今更受験しても元の軌道に戻れるわけでもないし、第一俺には生まれながらにして(おそらく)ものすごいハンディキャップを持っているようである。積み上がった学力に関しては問題ないとは思うが、普通のやりかたでは積み上がらないという大問題があったことに最近になって気づいたわけです。まあ死ぬしかねえのかな。 多読にしたって結局ものすごい量を読んで早く読めるようにはなってきたが、喋れるようには一切ならねえ。