2018年5月29日火曜日

QUASI88 v0.6.4 が OS X (Mountain Lion) でビルドできたが不具合が出る話

PC8801 エミュレータの QUASI88 v0.6.4 がビルドできた。 リリースはこちら。v0.6.4 の発表は 2013年なんだからそりゃ2012年発表の Mountain Lion ではビルドできるでしょうよ、という話はおいておくとする。ビルドはできたがおそらく Makefile 自体にも不具合があるし、それより表示されているはずの文字が表示されていないという点がもっとも問題だろう。さらにSDL版は時々クラッシュする。せっかくよく作れている(えらそう)のにこれはなんとかならないのか。まずこの Makefile を autoconf 化するというのはどうでしょうか、俺はできませんが。

ビルド時の注意として、リンク時のオプションで CXXLIBS-framework AudioUnit を渡す点が一番重要だろう。一番重要なのがその程度なので全体としてはとくに困難でもない、とも言える。あとMakefileその他の文字コードがおそらくシフトJISなのでUTF-8に変換しておいた方が精神衛生上よい。X11 版をビルドするにせよ SDL 版をビルドするにせよ SDL は必要なので、XQuartz と MacPorts 由来で SDL を入れておけばビルドには成功するはずだ。Frameworkの SDL でも行けるのかもしれんがよくわからん。コンパイラは2012年の古い gcc (中身は clang) のままでたぶん行ける。

できたものは以下のとおり。"How many files(0-15)?" の位置にカーソルがあるのが確認できるでしょうか、ROM BASIC の起動には成功しているようです。でも字が読めない。これは X11 版でも SDL 版でも同様だった。
それからさらにYs2のデモも途中で止まる。こちらも X11, SDL 版共通の現象だった。残念。せっかくオープンソースなんだからこれを動作するように改良するのと英語化をおこなうのが後進のあるべき姿なんじゃないでしょうか、俺はなんもしませんが。
X11とSDL版の両方に起きる話なんだとしたらSDLやX11に依存する部分には関係しないところで何かが起きているということだわね。

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