2018年5月2日水曜日

現代に生きる「無責任の体系」:原発事故を見て「だまされていた」と言う人たち

戦前への反省もないまま「無責任の体系」を無思慮に繰り返す罪深き大間抜けの姿を以下に示します、ご覧ください:

 --首相時代に原発の危険性に気付く機会はありませんでしたか。
 私は原子力技術を知らないんだから霞が関を信用するしかないだろう。(放射線量の単位の)シーベルトなんて言葉も知らなかった。すべて専門家が把握して いると思っていたし、彼らに聞けば、皆が「安全だ」と言っていた。福島の事故が起きて「だまされていた」と気付いた。
「論点: 平成の軌跡 原発事故の教訓」毎日新聞 2018年5月2日
どうでしょうか。霞が関に「だまされていた」と被害者を装うのが屑野郎の手口なわけです。小泉みたいな行政のトップが官僚にだまされていただって? 冗談にしては全然おもしろくないね。こういう屑野郎の責任こそを問わないといけないんですわ。また、小泉の首相就任は2001年で東海村JCO臨界事故(1999)のすぐ後だから、臨界事故ってこええなあ原発はちゃんとしてんのかといった疑問さえ持たなかったということになりそうです。とすると「だまされていた」というよりは「だましてくれる人ばかり揃えていた」と言うべきだな。

一方で小泉純一郎はこうも言っている:
 --原発の危険性は長く指摘されていましたが、耳には入らなかったのですか。
 反原発は左翼勢力がやっていることくらいにしか思っていなかったから。
小泉は官僚に「だまされていた」のではなくて、実は自身のもつ「左翼の言う話は嘘」といった、迷妄で偏執狂的な妄想から脱することができなかっただけだということを同時に語っているんですね。宗教右翼に支持基盤のある類いではなかった(のかな?)小泉にしてこの見事な妄想ぶりを見せてくれるわけですから、現状に手がつけられないことは火を見るより明らか感ございます。

首相としての小泉純一郎が犯した罪というのは(人によっても)いろいろあるでしょうが、上にあげた点においても彼は狂信者でありおよそ行政を担うに値しない人物であったと糞味噌に貶されるべきですね。彼が糞であったことをメディアに記録しておくことには、次にまた同じような人間が首相につくのを予防するという点をふくめていろいろと効果があるはずでしょうから。まあ知らんけど

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