2019年9月28日土曜日

ど真ん中の違憲事案を未だ「精査」中の憲法学者・曽我部

「要精査」と言ったきり、今日に至るも正真正銘の違憲事案に結論を出せない憲法学者の曽我部真裕氏は今日は何をされていたんだろうか。素人が見てすわ表現内容規制だと判断できるような代物(その判断が正しいかは措くとして)、どうもその精査に時間がかかりすぎている様子である。もしかすると結論が出ない方に利益のある類の残念な人間なのかもしれない。

弁護士ドットコムの表現の不自由展について記事でなされたコメントから推定できる彼の御用イデオロギーは、今回の彼の沈黙にもおそらく一役買っているのだろう。ところが、今回の事案は草の根の狂信的右翼による犯行ではなく国家権力(こちらが狂信的でないとは言わないが)であるから「どっちもどっち論」はまあ使えないはずである。国家権力を批判する私人と国家権力をフラットに置いて「国家権力も国家権力だが私人も私人である」みたいなことを言い出す人間は憲法学者まともかどうか以前に、そもそも生まれる時代を200年以上間違えているしおよそ正気ではない(し、そこまで愚かだとは思えない)。

京大と言えば理学医学系はノーベル賞だフィールズ賞だといろいろ目覚ましい活躍なのに法学とは依然として御用ばかりが幅を利かせているようだ。嘆かわしいことだな。正真正銘の違憲事案に対して沈黙する憲法学者は、その御用ぶりにおいて水俣病の有機アミン説を唱えた清浦雷作になんら引けを取らない。

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