2021年4月18日日曜日

WHO事務局長が会見で述べた「検査,検査,検査」が2020年3月当時にはまだ存在しなかった「抗原検査」に聞こえた、などといった奇妙な幻聴症状を訴える患者は鈴木一人東京大学公共政策大学院教授

会見の3日後の3月19日に出た検査のための当座のガイダンス文書 "Laboratory testing for 2019 novel coronavirus (2019-nCoV) in suspected human cases" では RT-PCR などの核酸増幅検査 (NAAT) をやれと書かれており、3月16日の検査で事務局長が言っていた「検査」とはこれを指す(抗体検査はアクチュアルな感染者を拾い上げないので当然指さない)。なお、米国FDAにおいても最初の抗原検査が緊急使用承認(EUA)に登録されるのは2020年10月であり、3月時点で単独で診断に用いられる抗原検査はなかった(今もない)。抗原検査で陽性が出ると確定診断のためにPCR検査をやるのだから当たり前である。

そこへきてこの鈴木一人(政治学者)は御用イデオロギーといった麻薬をキメたせいかラリって路上に飛び出してきたため、運転中の WHO は避けきれず轢いてしまった格好となる。よく知らないのであれば歩道を歩いておけばよかったものを。

呉座勇一といいこの鈴木一人といい、人文社会系の中には車が走っていると路上に躍り出て轢かれないかチャレンジを決める類の愚鈍がいるらしい。まあ実際のところは愚鈍なのではなく人権概念を獲得できなかった類の人間の屑なんだろうけど。大抵の人は文系理系問わず検査が公衆衛生のためだけでなく早期介入をもたらすことで本人の利益でもあることを心得ているのだろうけど、こういった悪質な例を見るとびっくりするな。

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