ハンドサニタイザーやディスインフェクタントに booze を用いる、というのは物資の限られた本邦においては次善の策としてはけっこう名案だと思うのだが、英語圏というかアメリカ合衆国ではエタノールやイソプロパノールが潤沢なためかあまり真剣に検討された様子がない。「Tito's Handmade Vodka (40%エタノール) や Everclear (95%エタノールの酒) を使ってはいけない理由」などと言ったタイトルの記事が存在するが、中に登場する緊急内科医のコメントが「ふつう酒はエタノール濃度が低い」とか言うふざけたもの (当然ながらこの話はティトーのウォッカにしか当てはまらない)、端的に言って10秒で思いついて5分で書いたような記事しか存在しない。偉大なDIYの国しては「代わりに手を洗え」などといった、えらく粗末な結論ばかりなのでまあおそらく酒をそのように使って欲しくない人ばかりなのだろう。ただしその事情が売り手にどういう不都合があるのかわからん。値段がスパイクして消費者以外が困ることはなかろう。まあ小売も困るのかもしれんが。
まあしかし酒がハンドサニタイザーなどに使えると認知がなされれば需要が殺到することは明らかなので、俺としてもそれは望んでいない。一部の情弱がスピリタスに走るためにスピリタスだけが品薄になっているが、希釈して70%エタノールとして使う場合には選択肢としては割高になる(もっと安い選択肢が存在するが、教えたくないのでここには書かない)。見た所本邦で書かれた記事にも酒をハンドサニタイザーとして使っていけない理由のうち本質的なものはなかった。人種差別を垂れ流す、うすぎたない御用放送局であるところのかの日本放送協会の流す記事にしても理由としては「希釈しても狙い通りの濃度になるとは限らない」などといった馬鹿馬鹿しい根拠だったりする(そこまで馬鹿馬鹿しい理由は英語圏では書かれてない)ので、本邦の報道が情弱のみを客にとるビジネスモデルであるとわかる以上にわかることはないだろう。普通はハイドロメーターを使おうって話になるんですよ。
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