2021年1月28日木曜日

諸君, 韓国女性歌手グループ BerryGood (베리굿) はいいぞ

韓国に女性歌手グループ「베리굿 BerryGood」があって大変気に入っている。気に入っているのは歌を含めたパフォーマンスだけではなく、各メンバーもだ。何故か知らないが YouTube で−おそらくテレビコマーシャルについての楽屋での何かだったと思うが− Johyun (조헌)の動画が流れてきたことでこのグループの存在を知った。韓国語がわからないのだがミュージックビデオやステージでのパフォーマンスに魅せられてしまう。このグループ名などからわかったことでもっとも新鮮な驚きだったものは:
  • おそらく韓国語母語話者でも (日本語母語話者と同様に) 英語の B と V の発音上の区別をつけにくい
ことだ。グループ名が  Very Good にかけたものであることは一目瞭然なので、おそらく英語母語話者なら掛けようとは思わないんじゃないのかという気がしている。韻を踏むのはフレーズの末尾だろうからな。知らんけど。

このグループは2014年結成らしいがメンバーは次々とトコロテン式に入れ替わり、今では結成当時のメンバーは Gowoon (고운)だけとなっているようである。このお姉さんがまたすごく綺麗だし、ステージでのパフォーマンスの時もすごく表情が素敵である。他のお姉さんはこの人と Sehyung を除いてステージパフォーマンスで頭がいっぱいの様子なんだが、 Gowoon と Sehyung は常に素敵な表情だしよく観客に手を振る(のだったと思う)。観客が一面軍人ばかりの時のパフォーマンスもYouTubeで見つかったが、この時がそうだった。本邦のヲタ芸の事はよく知らないが、韓国にもヲタ芸はあるようである。パフォーマンス中によく聞こえてきて結構うるさい。

パフォーマンス中で最高なのはこの Gowoon と Sehyung だけれども、超絶美人なのは Johyun だ。 Johyun 1人でテレビコマーシャルとか番組に出まくりな様子で、 YouTube の BerryGood オフィシャルアカウントには soju とかいう酒の CM と YES とかいうブラジャーの CM が見れる。どれも神々しい。 soju のCMで背景に現れる「JMT」というフレーズは韓国語の「超絶美味い」とかいう意味のスラングか何かのアクロニムだそうだ。最初この人を見たとき少しチン・セヨン(『オクニョ』の人)に似ていると思った。彼女はもともとスピードスケートの選手だったらしい。パフォーマンス中はどこがいいのか正直わからんが超絶美人さんである。4人目の Seoyul (서율) はやはり Sehyung と同様2015年からのメンバーだがダンスに秀でている様子。

去ったメンバーでよくビデオに登場する者は Taeha (태하) で、この人は歌がうまかったが彼女は結成当時からのメンバーで2019年に離脱した。この人も綺麗だ。

去年10月末に発表された曲(「シングル」て言うのか?)のタイトルで「함께떠나요 (ACCIO) 」と言うものがある。歌詞の意味をよく理解していないのだけれど、調べたところによるとこれは『ハリーポッターと炎のゴブレット』に登場する召喚呪文だそうだ。『炎のゴブレット』は読んだことがあるのだけどそんな呪文あったかなと思って日本語訳を調べたら「アクシオ」でした。ハリーポッターウィキなどを調べても発音はどう見てもアッキオなのでこれは誤訳とまでは言えないのかもしれないが、少なくともラテン語発音を表現しきれていない。つまり日本語圏ではこの歌詞の意味はわからないと言うことであり、若干残念である。

この ACCIO という曲は COVID-19 に対峙する人々を鼓舞して士気を高める目的の歌だそうで、意味がわからないことを除けばアップテンポだし超絶元気出そうないい歌である。ステージパフォーマンスのビデオがいくつかあってとてもいい。ポーズだけじゃないと思うが、たとえポーズであったとしてもこういう社会を意識した歌の作りというのはええなと思いますね。本邦では小説は私小説だし歌もその延長なので基本的には社会との関わりはあんまりないんじゃないのかなと思っている。椎名林檎の様な国策歌曲もあるがあれは社会って言わんしな。まあそういうところを含めて羨ましくある。

残念な点は、どうやらあまり売れていないようだ。ミュージックビデオも1,000,000再生回数を超えたものは3,4曲ぐらいしかない (Blackpink や AOA と比べると圧倒時な差である。再生回数で見れば Blackpink は TWICE よりも飛び抜けている)。本邦でのパフォーマンスもかつてあったようなけれどもあまり売れなければこちらに来る事はもはやないだろう、ましてやこの COVID 禍である。こんなに COVID-19 で汚染された国には彼女らも来たくなかろうて。Johyun や Gowoon や Sehyung や Seoyul を間近で見てみたかったなあ。彼女達のパフォーマンスは凄くいいと思うのだけどなんで売れてないんだろうか、俺には芸能の世界は全くわからない。

2021/02/05追記: Taeha が歌のうまいシンガーの1人だったところ、彼女が2019年に追い出されて以降メインボーカルが決まってない様子 (2020年以降の作品はACCIOとTime  for me だが、前者はメインが Johyun で後者のメインは Gowoon である (Youtubeに有志が解析したLine Distribution を参照))。 "Angel" は Johyun 参加前の作品で Taeha がバックコーラス (って言うのか?) に回るB面の作品なんだろうけど、どの曲でも Taeha の次に分担が多い Gowoon の歌唱力が安定していない、ただしこれは今の事情と違うのかもしれない(Angel は2016年前半, Don't believe の一個前に発表された曲)。高い音が出せるのはすごいけども。とはいえ、これまでの歌への貢献度が最も高い(≒歌がうまい) Taehaを追い出すリスクが高すぎて理由がわからない。Taeha 脱退時の会見を見ても Taeha 本人は全然嬉しくなさそうだし明らかに脱退は本人の本意ではない、というか実質的には解雇だろう。経営側は誰に歌って欲しかったのか知らんけど、脱退して次のAccioのメインボーカルはMVを見る限りではどうも Johyun なので Gowoon に歌わせたかったわけでもなさそうだ。Accio 発表以後のグループの振る舞いを見ていると、「グッグーベリグ」というグループの挨拶時の名乗りの音頭取ってたのがリーダーの Taeha だったのが Johyun に変わってるので経営側はリーダーを変えたかったんだと理解した。これでは面子から言っても Taeha は戻って来れないだろうということも理解した。従来からのメンバーを差し置いて、歌が上手いわけでもダンスがイケてる訳でもない美人担当の Johyun が抜擢されるわけだからな。ダンス担当の Seoyul や高音担当の Gowoon にはない華があると言っても、歌のグループで歌がうまいわけでもない人間を中心にするのは相当に問題のある判断だし、グループは早晩空中分解するのではないかと見ている。

ともあれ、よいと思うのは Green Apple と上に述べた Accio なので見てほしい。 Angel もよいかもしれないが、ステージパフォーマンスの動画はマイクが悪いのか声が全然出てなくてあまりよくないので MV だけ見るのがよい。それに Johyun が超絶かわいい。Dance in the Moonlight もよいのだがA面ではないらしくて MV がない。この歌だけかもしれないが Taeha 脱退と発表時期が重なるようで、ステージでは Taeha はいないのだが音声では Taeha が歌っているという動画がある。Taeha 担当分は Sehyung が歌っているのだが音声はどうにも Taeha なのでこれはつまりステージでは口パクということか。



2021/03/11追記

あかんな。2月下旬に Gowoon と Seoyul が契約を延長しなかったので disband だそうだ。やはり思った通りである。Taehaを抜くという判断もさることながら、歌のグループなのに見た目重視として Johyun をリーダーにするという判断もありえないと思うので Gowoon 的には我慢ならなかったんじゃないだろうか。知らんけど。でも Johyun も Gowoon も好きなので活躍してほしいです。ほんま。Seoyul も歌が下手ということはない様なのになんで前に出てこなかったんだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿