異議があるというよりは、「100万語」では到底読めるようにはならないということです。SSSとか名乗る多読塾やらがノウハウとしてウェブで表を公開しているようですがあんなもんはデタラメです。「累積100万語のみを前提としてレベル0-6に割り振りました」というだけの話なら結果としてああいう表になるだけで、現実問題として「100万語だけで各レベルが150-200WPM以上で読めるようになりながらレベルを上げていける」という意味の表ではまったくないし、そもそも「100万語」を前提としてそれだけの読書量でレベル6に辿りつけるなんて、おそらくなんの理論的背景もない。酒井氏の『快読100万語』にしても「いよいよ頂上に来ました。読んだ量はざっと100万語。」(p. 188)ということなので、SSSの掲げる表が言う「100万語」と大して変わらない。まあ商売なら科学ではないし、なんぼでも適当なことは言えるわけです。だから、酒井氏が後に「100万語」を掲げたことに反省するというのはこれは正しいわけです。しかしどこのどいつが100万語で頂上まで来れたというのか、その読書記録を見せてみろという感じはするわな。俺の見せましょうか?もうすぐ1000万語やのにまだレベル4やで。
自分は現在 Oxford 大学出版局の Bookworms レベル4 であるが、いつレベル5に移ったものか迷っており、
というかいつまでもレベルを上げられないので、「いつかはペーパーバック」どころか、
レベル6に辿りつくまでにモチベーションが死んでしまうのではないかという恐れさえ持っている。個人でやっている上に指導者なんぞおらん。多読はぜんぜん辛かないですがレベル6までは手段でしかない。まあ辿りつく前にモチベーションが死ぬなどして多読をやめたら、このブログに「モチベーションの死」と題したエントリをつくって多読学習法を糞味噌に貶してからモチベーションさんには死なせてやるつもりである。とはいえ学習法自体はよいものかもしれんな、ただ個人でモチベーションをいつまで維持できるかどうかわからないので不安でたまらないというだけの話かもしれんが。
0 件のコメント:
コメントを投稿