2018年4月26日木曜日

木村光彦『日本統治下の朝鮮』が出た

木村光彦『日本統治下の朝鮮』(中公新書、2018年)が出たようですが問題はどこらへんにありそうかしらね、帯の文言を見てるだけでおなか一杯感あるんですが。前書きを見ると同名の新書で山辺健太郎著になるものがあり「彼はマルクス主義者なのに対し本書は思想を廃して実証的に云々」という色眼鏡を振り回す類いの活動家なんだそうです筆者は。まあ念頭にある仮想敵は新書同士なのでわかるんですが、たとえばより最近にでた趙景達 『植民地朝鮮と日本』(2013)には一言も触れてないのが気になりますね。言及すると負けるタイプの話なのかしらね。まあ知らんので詳細は読んでからやな。

以下はツイッターの投稿から。

ほらこうやって、著者が意図的に見落したのを真に受けて「なぜ、こんなにかかるのか」とか言ってしまう素朴漢もいる。罪深いわね
ゼニの話するときに「ほらコストが安い」という詐術については、これまで原発周辺に湧く御用どものやる話を見てきたので、(意図的に)見落した要素を探すというのが必要になりそうやな。たとえば甲午農民戦争の弾圧費用とか武断統治期あたりまでの軍人にかかった年金とか、まあ知らんけど。できる人はどうぞ。

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