本邦で韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイクをやるようだが時代は10年ずれるようで、本邦の90年代半ばとその20年後という設定になるらしい。コギャルが出てくるそうなので安室奈美恵が出てから浜崎あゆみが出てくるまでの期間だとすると、92年から97年ぐらい? 本邦にはその時期民主化運動というような大規模なものはなかったので、結局のところ「バブル崩壊はしたがデフレ前の生活は今よりまだよかった」と昔をなつかしむだけの作品になるのではないか。で、そんなんどこがおもしろいのか?という気はするな。
民主化運動への言及がなければオリジナルの『サニー』は駄作だったか、ということはわからないですが、それが大きな要素を占めていることは、たとえば少女グループ同士の抗争が学生と軍隊の殴り合いに重ねて描かれているシーンを思えば無視はできませんわね。俺はあれおもしろかったと思うんですけど、だからといってそんな運動がなかった時代と場所で同じ話をつくると必ずつまらなくなるということには(もちろん)ならないとは思います。そこはシナリオ次第でおもしろくもなるだろうけど、でもやっぱあまり期待できない気はするわな。だって本邦の作品だからね。
まあ優れた作品を買ってきてリメイクすることじたいはいいことなので、なんぼでも買えばいいんじゃないでしょうか。本邦の映画がおもしろくなることについては歓迎なので。
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