ディケンズ『二都物語』の翻訳を手に入れたいのだけど、岩波文庫は古すぎておそらく無理だろう。重版になってないのかな?
一方中野好夫訳の新潮社版が多く出回っているようだが、「あのヘイト本、Yonda?」というグラフィティで知られたヘイト雑誌『新潮45』でおなじみのヘイト出版社に差別活動への軍資金をくれてやる理由は一切ないので新潮社版という選択肢はない。困ったものだ。
しかしあのグラフィティはアートではないと頑張るアーティスト(Chimpomの人とか)しか本邦にはいないようでまあ大層残念なことになっているな。少し前にあいちトリエンナーレで文化庁が補助金の全額不交付を決めた時に
東京芸大前で「抗議集会」が行われたが、「声高に対決姿勢を取るタイプの左翼っぽいことはやらない」云々と主催者かそれに近い人らしき人間がツイッターで書いていたのを見て、まあ本邦の芸術家は大学で受けるはずの教養教育みたいなものとは完全に無縁の世界で生きているんだろうなという印象を受けた。教養なんか要らなくて、美術批評でもなんでもガリガリ書いていく西洋スタイルとは別にやっていくっていう話なんだろうな。芸術と体育はどちらも憲法番外地の様ですね。
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