2020年5月3日日曜日

保険適用されない検査に公衆衛生は担えない

保険適応(ママ)しないということは、保健所の代替になるのではなくて結局、橋下徹や西村コロナ担当大臣が通ったルートを隠さずに大っぴらにやるという話なので、要するにこれは上級国民のための特急ルートということだよ。それどころか金を積んだ額に応じて特急ルートのさらにその中の超特急ルートにだって載せてもらえるかもしれん。要するにこれは差額ベッド商法の新しい形なのでは。

それに、野良検査だったらいくら検査結果が出たとしても、指定感染症扱いにならないんでは。つまり入院も治療も実費。多くの人にとって目指さなあかんのはあくまで保険適用のルートに言うこと聞かせるという話じゃないと、保険料払った意味がなくなる上、量という点でも微々たるものだろう。慈恵会医科大学病院のこの取り組みは医療崩壊への途上に咲いた徒花である。ただし、ここから無能政府抜きで新しい健康保険制度を始めようという話であればそれはそれでおもしろい、かもしれない。

だからこれが素晴らしいかどうかはにわかには判断できない。そして99%の市民にとっては依然として殆ど利益のない話である。保健所への待ち行列から上級国民が抜けたところでそれは1%ですから、待ち時間が99%になるだけだ。従来10日自宅待機させられていたところを9.9日に短縮されるわけである。それは利点なのか?感はございます。まあこういう話にめげずに慈恵会医科大病院には頑張ってほしい、まあ依然として大多数の市民にとっては必要とはならないものだろうとは思うけれど俺は反対はしない。私人がやることなので。

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