2020年5月9日土曜日

スタバのバターミルクビスケットは日本だけでした

というはなし。ビスケットと言ってふわふわなクイックブレッドを指す使い方は北米のものなのでこの食い物は当然アメリカのものである。イギリスでビスケットと言えばガチガチの焼き菓子を指すし日本でもその意味で通っているはずだ(例、森永マリービスケット)。しかしクイックブレッドだというだけではスコーンとの違いが分からないし今もわからないままである。

バターミルクビスケットはもともとアメリカ南部の食い物だったそうで、それがアメリカ全土に広まったのはどうやらケンタッキーフライドチキンのホットビスケットによってらしい(リンク先の動画参照)。確かにあれはうまかったしうまい。今思えばあれもクイックブレッドだったのだが、日本にはというより俺は当時クイックブレッドという概念を獲得していなかったためにバターミルクビスケットのうまさをホットビスケットとは独立に発見したのであった。無発酵パンとクイックブレッドはたぶん同じものを指すのだろうが、本邦で無発酵パンと言うと電気パンかチャパティぐらいのものだろうという誤ったイメージを持っている。

本場アメリカ南部では粉にホワイトリリーとかいう製粉屋の薄力粉を使うのがイケてるのだそうだ。どうもこれを使うとベーキングパウダーとか重曹なしで膨らむらしい。そして名前の通りバターミルクを使うらしいが、本邦だとバターミルク手に入れるのは大変なので牛乳でええやろ。どうせバター入れまくるんやし脂肪分的には誤差でございます。

それにしてもアメリカスタバにはバターミルクビスケットがなくて本邦のスタバにはあるの、なんか植民地っぽくて受ける。

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