2018年10月30日火曜日

「日本は東北アジアの秩序再編という動きをキャッチできていないのではなく『変わって欲しくない』と思っている節がある」


――朝鮮半島の平和プロセスの中で日本に望む点は?

1945年以降、日本の選択がここまで国際的に重要となった時期はないと見ている。ただ、日本がこれまで取ってきた北朝鮮政策の歴史があるため、日本が声を上げても北朝鮮や韓国が真実性をもって受け入れるかは疑問だ。

だが、米国に対し「せっかくの情勢を雑に扱わず、(北朝鮮に対し)もう少し柔軟に対処してはどうか」と伝える場合、トランプ大統領は「どうした!」と驚きつつも、耳を傾けるだろう。

韓国としてもそうした動きを望んでいる。しかし、日本は東北アジアの秩序再編という動きをキャッチできていないのではなく「変わって欲しくない」と思っている節がある。

米朝関係が改善される場合、日本と韓国の保守政権の基盤となってきた北朝鮮に対する敵対心は、存在できなくなる。安倍首相が日朝首脳会談を行う場合、こうした点を踏まえて議題を設定するべきだ。
徐台教(ソ・テギョ). 丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官へのインタビュー.

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