以下に述べる話の出典はじゅんちゃん (2021年8月8日) によるもので、俺のオリジナルではありません。しかし完全なパクリかというと(それなら動画を見た方が早く(はないが)、)そうでもないのでここに残しておくわけだ。
今年の2月13日から来年1月31日までの間は、COVID-19が「指定感染症」から「新型インフルエンザ等感染症」への感染症法上の位置付けを変更する移行期間である。COVID-19が「指定感染症」に位置付けられていたのは今年の1月31日までだったところ、政令によって来年の1月31日までを期限に伸ばしたのと同時に、感染症法改正(2月13日施行)によってCOVID-19は「新型コロナウイルス感染症」または「再興型コロナウイルス感染症」として「新型インフルエンザ等感染症」に位置付けられており、来年2月1日以降は「新型インフルエンザ等感染症」として扱われる。
したがって以下のテレビ番組で「2類から5類へ」を述べる大木隆生は、これが放送された5月1日時点でCOVID-19の「指定感染症」から「新型インフルエンザ等感染症」への位置付けの変更を知らなかったと見てよい。
#朝まで生テレビ 21/5/1抜粋 厚労省編(1)~(9)
— Runner (@PV_Runner) May 2, 2021
(1)変異株が猛威をふるってるこの期に及んでも「新コロを二類から外せ」と言い出す大木隆生と、医療崩壊さえしなければ緊急事態宣言は不要と言いたげな神保哲生。
プロデューサーは三浦瑠麗の援軍を増やすつもりなのか? pic.twitter.com/ReGr18Rzfh
ただし以下の tweet を見る限り、7月29日時点で三浦がこの変更を知っているかどうかまではわからないが、依然としてゴミ同然の議論であることは既に指摘されている。じゅんちゃんの話によれば前提を認識していないというもので、それは門田隆将あたりの真性の情弱には当てはまるのだろうが、さすが三浦瑠麗は用意周到に「二類」とは書かないだけの狡猾さを持っている。
この発言への指摘は東京スポーツ (2020年7月29日) でもなされている。東京スポーツのこの記事によれば「5類相当にダウングレードすれば入院勧告や感染者の隔離は不要、医療費の都道府県負担もなくな」り、したがって「感染症法上の位置付け」という表象をいじっただけで自然現象を解決できるはずもないことは読者にはおそらくわかる。まあこの記述だけを持って批判的と解釈できるかというとトーンとしては弱めだとは思うがまあ若干批判的なんだろう。
この一年半の経緯の結果として、国民は「専門家の言うこと」を聞かなくなっているのだから、そこは情緒的な訴えに頼ることなく(医療従事者へのワクチン接種は完了したのだから)コロナの5類相当扱いへの変更が必要だと思いますよ。いままで渋っていた在宅医療提供とか。https://t.co/3y6rvog8CC
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) July 29, 2021
2021/08/11追記
大木隆生7月30日時点で「2類から5類へ」を言っているのを確認した。彼は以下のように本物の情弱だったのかもしれない。だが日本の市民に対する殺意(未必の故意)だけは本物だ。結論として、コロナは日本人にとって怖くない。国民にそれを啓蒙し、実害のない「新規陽性者数」に一喜一憂せず、コロナ対応病院を援助し、第2類感染症指定をはずすことで医療崩壊は防げる。そしてこの「日本の特権」を活用し、このまま基本的な感染対策を遵守し、国民の生活と経済優先で進めるべき。
— 大木隆生 Takao Ohki, MD (@Ohki_TakaoMD) July 30, 2021
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