2020年3月12日木曜日

孫正義のPCR検査簡易キット提供の件

孫正義の言うことは筋悪だが、しかしそれは偽陽性の可能性が根拠ではないということは言えるかな。 それにしても孫正義の提案というのはビルゲイツがアメリカで提供開始した簡易検査キットの二番煎じだと思うのでそれ自体がダメだとは思わないのですが、「米国には健康保険制度が存在しない」ところが前提になってるので検査のDIY化には一定程度合理性がある。それに対し、本邦では健康保険制度がまだ一応生きてる建前になっているので、まずはそちらをフルに使うと言う話が筋と言うものだろうし、その点で孫正義の提案は筋悪なんだということだな。

まあ孫正義みたいな絵に描いたような資本家の動きには個人的に期待するところはあまりない。金持ってようが所詮彼は素人なので、それよりは素人は累進課税制度に遵ってキッチリ所得税(法人税も)を払って専門家が満足に仕事ができる健康保険制度の土台を支えることを期待している。それが嫌だからハシタ金で検査キット云々と言っているだけの虫のいい話なんで、まともに取り合う必要はないと思う。でもまあ孫正義が所得税をきっちり80%払った上で実際に提供する分には自由にやればと思うのでとくに反対はしない。

それより簡易検査キット提供の件につき、偽陽性の可能性をあげて反対する者がいるが見事にまがい物ばかりなのは記録しておくに足る事柄だと思う。 偽陽性の話がどう欺瞞かというのはコロラド博士等の話によると次の通り:

以下に示すツイートの方は自称医師である。ツイッターに出没する自称医師のデタラメぶりというのは、EARLとかbuveryとかkazoooyaとかCalcijpとか「ふじおかひろき」「猫ちゃん自民支持医 @ablewasiiiii 」などがいらっしゃるが本当に枚挙にいとまがない。最後に挙げたアカウントは別にアルファツイッタラーでもないが個人的に会話したことがあるので覚えているだけなのだが「おまえチョーセンだな」などといった在日認定をするクソレイシストであった。話が逸れた。現場レベルで対応せよと言われてるとこういう反応になるのかもしれんと思うが、まあ日本人兵士(医師)の切実な叫びには聞こえなくもない。現場で既に普段から疲弊してる医者だとマクロの動向を追うことが公衆衛生に資するなんて発想はないのかもしれないが、それはだいぶ出来の悪い方の医師なので(すいません)、身近にこういうのがいても見てもらわない方が良いと思う。その医者は学力に深刻な問題を抱えているし、疲弊しているだけかもしれないが、いずれにせよ近寄らない方がお互いに利益がありそう。
偽陽性率が高い検査という話はどこから出てきたのか知らんが、この飯田氏は以前からこういう方なのでやはり学力に問題があるタイプなんだろう。彼が現行のシノドス主宰だったはずで、福島関連の話題で暗躍していたことを思うと、おそらくこの人は検査不要論を唱えていただろうし甲状腺がんの話題では過剰診断説やらをまじめに言い募っていたはずである。彼は健康保険制度そのものを廃止したい方なのだと思う。
偽陽性の話は上念司が出所なのか知らんが、英語の読めない(by米山隆一)上念氏が独自の情報源を日本語圏に持っていると考えるのが自然で、それは要するにトンデモなんだろう。ニセ科学批判の阪大の菊池誠はずっと過剰診断説の信奉者だったのでこの件でもおそらく上念と似た立場を取っているのだろうし、彼にとってはこれはニセ科学とは映らないのかもしれない。

英語が読めない上念司氏

上念氏が英語が読めないという話はこちら。まあ英語と言っても、論文が読めないのと児童文学が読めないのでは全然別の話なのでだからどうだということもないが、本人がその不都合を乗り越えるのに嘘を用いるとなると手加減して良い理由はなくなるわな。

※2020/04/05追記

野村修也も同類でした、ただしロジックはその辺の凡百のクズネトウヨとはちょっと違う。偽陽性云々と言う話ではなく、「厚生労働省が進めるクラスター対策こそが唯一正しい教義」であるという触れ込みをなさっている。こいつは偽陽性とともに沈むのではなく、クラスター対策の放棄とともに沈んでいく運命にある。

そもそも何で感染症やら公衆衛生学の非専門家である野村"思想調査"修也氏がクラスター対策を正統教義だと認めたのかってそれはもう国策のパブリックアクセプタンスだから正しいかどうかは本人が判断できなくても困らないわけです。金を払われたかは知らんが、少なくとも依頼人が彼の背後にいると言うことだ。

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