「防潮壁できるんで万事オッケーやで」と言ってたのが新関西国際空港株式会社なので、しかるに現状そうではないのを身をもって(?)理解した関西エアポートは新関西国際空港株式会社を相手取って不法行為(何か知らんけど)の損害賠償を請求したらいいんじゃないの。新関西国際空港株式会社に責任を全部ではなくとも一部(あるいは全部)押しつけることは可能なんではないのか。もし運営権譲渡の契約が「そういう不都合が後に判明してもそっちでなんとかすること」みたいな条項があったりしたらどうするんでしょうか。素人なので法はもちろんわからないですが、関西エアポートに出資した在阪企業30社のうちどっかが関西エアポートを相手取って何かしらできるんじゃないのかと思います。でもまあ浸水してからの対応が糞だったというのはBCPが絵に描いた餅だったわけで、そこはやはり関西エアポートは責任を免れることはできんわね、という同罪感はある。
それとあとひとつ、「赤坂自民亭」で一躍悪名を上げた西村康稔副官房長官が今回も期待に応えたという話を聞いたが、そんなことより気になるのは以下の発言です。よく見てほしい。
ニュースを見ればわかるが、バスの輸送と高速船「OMこうべ」による輸送を決めたのは関西エアポートである。とくに高速船は無料ということが書いてあってバスは無料とは書かれていないが、いずれにせよ主語は内閣府防災ではなく関西エアポートだということが、NHKのストレートニュースでも(おそらく)わかるわけです。関西エアポートなんぞどうでもいいし手柄(とも思わないが)を横取りする嘘はあれやな。#関西空港 に滞留を余儀なくされている旅客者の方々の退避ですが、既に800名の方々が船により神戸空港に退避されています。また、バスによる日根野、泉佐野への輸送も始まりました。全力で対応しています。— 西村 やすとし (@nishy03) September 5, 2018
というように見事に嘘を解体されている。おもしろいのは、元の嘘ツイートのRTは嘘を暴くツイートに比べてかなり少ないことだ。ネット世論工作に関る業者もあまりRTしたくならないのだろうか?全力で対応しているのは、船やバス輸送に取り組んでいるのは関空エアポート社。新潟に私用で行く安倍総理や官邸ではない。 https://t.co/ptegv2NoYN— こたつぬこ (@sangituyama) September 5, 2018
それと、孤立した人数は9月4日の夜の時点で客とスタッフあわせて5000人弱ということだったのだが、今晩の23時のニュースで8000人弱と膨れあがっている。 午前7時から神戸に行く高速船3隻と、午前9時から連絡橋を渡るシャトルバスの両方を用いても5日夜19時時点で2500人が残っているという話なので、約11時間で5500人が空港から出た(つまり500人/時)という感じでしょうか。どこが国際空港なのか知らんが、外国に帰る人は振り替えを待つしかないだけなのでどこに移動するという必要があるわけでもなさそうですね。そのあいだの宿泊費用は関西エアポート持ちなのか国持ちなのか知らんが、すくなくとも客の自腹ということは不公正なんじゃないのかと思うわね。
参照
関西空港は5日も終日閉鎖 空の便162便欠航
台風21号の接近で浸水被害を受けた関西空港が、5日も終日閉鎖されることや、ほかの空港でも機体のやりくりがつかないことから、国内の空の便は162便の欠航が決まっています。
欠航が決まっているのは、
▽ピーチ・アビエーションが関西などを発着する45便
▽日本航空が関西や大阪などを発着する42便
▽全日空が関西などを発着する40便
▽ジェットスターが関西を発着する13便
▽日本トランスオーシャン航空が関西などを発着する10便
▽スターフライヤーが関西を発着する9便
▽スカイマークが新千歳と羽田を結ぶ2便
▽バニラエアが関西と奄美を結ぶ1便です。
航空各社は5日以降、関西空港の被害状況を確認しながら、運航再開に向けた準備を進めることにしていて、最新の運航情報をホームページなどで確認するよう呼びかけています。
関西空港から神戸空港へ 3000人を高速船でピストン輸送
台風で浸水などの被害を受けた関西空港には、およそ3000人の利用客がとどまっていましたが、5日午前6時半ごろから高速船を使って神戸空港に利用客を運ぶピストン輸送が始まりました。
関西空港では4日、対岸と結ぶ連絡橋に台風の強い風にあおられたタンカーが衝突した影響で、利用客およそ3000人と空港で働く数百人が空港島から出られなくなり、ターミナルビルのロビーなどでひと晩を過ごしました。
空港を運営している「関西エアポート」は空港にとどまった利用客を5日朝から高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決めました。
そして第1便の船が午前6時半ごろに希望する人を乗せて関西空港を出発し、午前7時前に神戸空港の船着き場に到着しました。
高速船によるピストン輸送は、このあとも3隻を使って行われることになっています。
関西エアポートでは連絡橋の安全を確認して問題がなければ、利用客をバスで輸送することも検討しています。
利用客からは不満の声
関西空港で一夜を明かし高速船に乗って神戸空港まで移動してきた人からは、長時間、空港に閉じ込められたことに不満の声が聞かれました。
友人とシンガポールに向かう予定だった奈良県橿原市の27歳の女性は「関空では停電していたりクーラーの効きが悪かったりしたので、出られて安心しています。空港内の案内がほとんどなく電波も悪かったので不満です。予定が大きく変わってしまい残念です」と話していました。
カナダに向かう予定だった大阪・東住吉区の50代の女性は「一晩寝ることができず疲れました。空港の職員が案内をほとんどしてくれませんでした。このあとは名古屋に新幹線で行って当初の目的地に向かうつもりです」と話していました。
子どもの結婚式のためにハワイに向かう予定だった堺市の60歳の男性は、「空港では布団代わりの段ボールや水を支給してもらい対応はよかったと思うが、朝まで過ごしたので疲れた。予定がキャンセルになり残念だ。きょうはひとまず自宅に帰りたい」と話していました。
関西空港 バスでの輸送も始まる
関西空港を運営する「関西エアポート」は、4日から空港内にとどまっていたおよそ3000人の利用客について、高速船での輸送に続いて連絡橋を使ったバスでの輸送も5日午前9時ごろから始めました。
連絡橋のうち、南側の道はタンカーが衝突して大きく損傷しましたが、北側の道は通行できることが確認されたということで、バスによるピストン輸送で空港の利用客を対岸にある南海電鉄の泉佐野駅に運んでいます。
関西空港 利用客がバスで対岸の駅に到着
大阪 泉佐野市の南海電鉄の泉佐野駅には、午前10時前、空港内で一夜を過ごした利用客が臨時のバスで次々に到着しました。
バスから降りてきた人たちは、空港から移動できたことに一様に安どした様子でした。
仕事で中国に向かう予定だった自営業の男性は「時間をずらせば飛行機に乗れると思っていましたが、橋の事故や停電で空港に泊まることになって心配しました。今は、一安心しています」と話していました。
また、ベトナム旅行に向かう予定だったカップルは「携帯電話の電波もなかなか通じなくなったうえ、飲み物や食べ物も十分ではなく、いつまで空港にいるのか不安でした。最初のバスにタイミングよく乗れたことはよかったです」と話していました。
観光で訪れたドイツ人の男性は「日本に来るのは2度目ですが、こんなトラブルになってとても驚いています。ドイツでは台風を経験したことがないので、強い風が吹いたり空港が停電したりして、とても怖い思いをしました」と話していました。
駅で利用客を降ろしたのち、再び空港に迎えに戻るバスには、復旧作業にあたる空港の運営会社の従業員たちが食料などを抱えて乗り込んでいきました。
関西空港 孤立した利用客3000人 バスと船で島外への輸送続く
台風で浸水などの被害を受けて孤立した関西空港では、ターミナルビルなどでひと晩過ごしたおよそ3000人の利用客が5日朝から高速船とバスで空港島の外に 向かっています。一方、空港の運営会社では5日も空港を閉鎖して滑走路などを点検していますが、再開のめどはたっていないということです。
関西空港では4日、対岸とを結ぶ連絡橋が台風の強い風にあおられたタンカーの衝突によって通行できなくなり、利用客およそ3000人と空港で働く数百人が空港島の外に出られなくなり、ターミナルビルでひと晩を過ごしました。
空港を運営している関西エアポートは、空港にとどまっていた利用客を高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決め、5日朝6時半ごろから希望する人を運んでいます。
また、連絡橋のタンカーが衝突した部分と反対側の道路の安全が確認されたとして、午前9時すぎからバスでも利用客などを対岸に運んでいます。
バスは関西空港と、対岸にある南海電鉄の泉佐野駅の間を往復していて、空港から乗ってきた利用客は疲れた様子で鉄道に乗り換えていました。
関西エアポートでは5日も空港を閉鎖して滑走路や誘導路などの施設を点検していますが、被害のくわしい状況を把握するのに時間がかかり、再開のめどはたっていないということです。
関西空港 再開は関西エアポートが判断
関西空港は、国や自治体が管理する多くの空港とは異なり、民間の「関西エアポート」が滑走路も含めて運営していて、運用の再開は会社側が判断することになります。
国土交通省によりますと、関西空港の施設で国が管理しているのは、管制塔と空港事務所の庁舎、それに航空機の発着などに使われる無線施設で、このうち、無線施設の一部が高潮によって浸水したため、現在、点検や復旧を進めています。
一方、会社側が管理している施設では、地下が浸水しているところがあり、このうち、乗客から預かった手荷物を旅客機ごとに自動で仕分けるシステムの一部が使えなくなっているということです。
また、ターミナルビルが部分的に停電しているほか、航空会社のコンピューターシステムも一部で支障が出ているということです。
さらに、まだ水が引いていない場所もあり、被害の全容がつかめておらず、国土交通省によりますと、午後2時の時点で会社側から具体的な再開の見通しは示されていないということです。
関西空港 再開のめど立たず 依然多くの人が空港にとどまる
関西空港は、台風による浸水被害などで孤立した利用客を高速船とバスで対岸へ運び始めましたが、希望者が多くて乗り切れず、依然、多くの人が空港にとどまっています。5日夜、記者会見した空港の運営会社は再開のめどについて、検討中だと説明しました。関西空港では、4日、対岸と結ぶ連絡橋が台風の強い風にあおられたタンカーの衝突によって通行できなくなり、利用客や空港で働く人など、推定で合わせて8000人近くが孤立し、空港島でひと晩を過ごしました。
空港を運営する「関西エアポート」は、5日朝、神戸空港までの高速船の運行を始めたのに続き、連絡橋の一部が関係車両に限って通行可能になったことから、対岸にある南海電鉄の泉佐野駅との間を結ぶ臨時のシャトルバスの運行を始めました。
ただ、連絡橋は通行量が大幅に制限されているため5日夜7時の時点でも、およそ2500人が乗り切れず長蛇の列が続いています。
バスの運行は、このあとも希望者がいなくなるまで続けるということです。
関西エアポートの責任者は今夜の記者会見で、空港の再開のめどついて「検討中だが現在はたっていない」と説明しました。
空港内にとどまる人も
関西空港では、利用客を5日朝からバスや高速船などで空港島の外に運んでいますが、中には炎天下で体調を崩すなどして空港の施設内にとどまっている利用客もいます。
また、外国人旅行客の中には、行く場所のあてがないため、空港にとどまって帰りの便の出発に関する情報を待っている人もいます。
大阪 泉佐野市の54歳の女性は「体調が心配になったので、炎天下でバスを待つのはやめました。もう少し列が短くなってから並ぼうと思いますが、いつになったら乗れるかわからず不安です」と話していました。
また、京都府南丹市の64歳の男性は「自家用車で島の外に出たいのですが、橋はバスしか通行できず、途方に暮れています」と話していました。連絡橋 通行再開も渋滞続く
関西空港と対岸を結ぶ連絡橋は、5日朝から空港の関係車両の通行ができるようになりました。
連絡橋には2本の道路があり、タンカーが衝突した南側の道路は通行止めが続いていますが、北側の道路は関係車両のみ通行できるようになり、空港からの臨時バスもこの道路を通っています。
ただ、片側通行となっていて、安全を確保するために、対岸に向かう車両を通行させたあとは、一定の時間、後続の車を止めて空港に向かう車を通行させています。
このため、通行できる車両の数が大幅に制限され、橋の両側では通行待ちの車の渋滞が続いていました。
5日午後、車で関西空港に向かったNHKの記者も、橋の入り口付近で待機し、橋を渡るのに1時間ほどかかりました。
道路を管理している西日本高速道路によりますと、当面はこの運用が続く見通しで、橋が復旧して一般の車両が通行できるめどは立っていないということです。ターミナルビルなど 広範囲で停電
関西空港のターミナルビルなどの施設では、5日も広い範囲で停電しています。
第1ターミナルビルでは、電気が消えているため暗く、冷房も止まったままです。ベンチで待つ人は、うちわをあおぐなどして暑さをしのいでいました。
また、一部のエリアでは天井から雨漏りがしていて、フロアにはバケツが並べられていました。
飲食店や売店のフロアでは、店舗のシャッターがすべて閉まり、従業員の姿もなく、暗く静まりかえっていました。
商業施設やホテルなどが入るエアロプラザでは、吹き抜けの天井の窓ガラス数枚が強風で割れ、待合スペースに破片が散らばっていました。
空港を運営する関西エアポートは、片づけ作業を進めていますが、空港の業務が再開されるめどは立っていません。関西空港の浸水対策
海上に建設された関西空港は、平成16年にも台風の接近に伴う高潮と高波によって滑走路が水につかる被害を受けていて、浸水対策がとられてきましたが、今回、被害を防ぐことができませんでした。
台風21号の影響で浸水の被害があった陸側に近い1期島には、年間およそ2400万人が利用する第1ターミナルビルや管制塔などがあります。
1期島にあるA滑走路の大部分は、海面からの高さがおよそ1メートルから2メートルで、今回、最大で50センチ水につかったということです。
一方、LCC=格安航空会社専用の第2ターミナルビルがある沖合側の2期島は、標高が最も低いところでもおよそ4.6メートルあり、大きな浸水の被害はなかったということです。
関西空港は地盤が軟弱なため、平成6年の開港以来、最も大きい場所で4メートル余り地盤が沈んでいます。
このため、空港を運営する関西エアポートは、これまで防潮壁を高くする工事などを行い、海面からおよそ5メートルの高さの防潮壁が整備されています。
これにより、大阪湾で過去にあった最も高い高潮や、さらに50年に1度の高波が来ても浸水を防げるとしていました。
関西エアポートは「これまでしっかりと対策を取ってきたが、今回の台風は予想を大きく上回る強さで被害を防ぐことができなかった。今後、さらに対策を進める必要がある」としています。
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