2018年9月16日日曜日

森友学園と加計学園の事案について安倍首相「私の妻が関わってきた」と認めた

ああこれ、たしかにそうだな。発言記録見ても 「私の指示や妻が関与したということは一切出ていない」「ただ私の妻や私の友人が関わってきたことでございますから、国民の皆さまが疑念を持つ。疑惑の気持ちを持たれるというのは当然」と言っている[1]。重要なのは「私の友人が関わってきた」というところではなく(ここは誰もが公文書改竄発覚前の公開情報だけからでも知りうる話)、「私の妻…が関わってきた」という箇所である。ここに注目して見れば、この両方の文言が同時になりたつわけは(古典命題論理的には)ないので後者が回答だと見てよいだろう。「何が建前であるか」の共通理解を忘れるとこういうふうになるのか知らんが、つまりボロを出したわけである。
これ、普通に考えると決定的な証拠である自白を自らNHKを通して全国に提供したというオウンゴールですよね、というのも本邦は自白が証拠となる検察を持っているので。自白がなければ追い詰めたことにならないという本邦特有の刑事事件の発想がみんなの念頭にあるから、決定的な証拠が既に出揃っているにもかかわらず首相が認めないだけで「野党は決め手を欠く」みたいな間の抜けたことを新聞が言ってしまうわけです。既にトドメを刺されている首相が自白しようがしまいが死体は死体でしかない、というような自白を重んじない立場であればこの発言は「決定的な自白」とは言えない(既に死んでるので今さら死んだことを確認する必要がない)のでしょうけど、この国での"普通"は「自白を得てナンボ」なのでやはりこれは「決定的な自白」だと言えるんではないでしょうか。知らんけど。

だとすれば今すべきことは、もはや大騒ぎすることしかない。首相官邸前に200万人で押しかけよう。とっくに、国民の敵は負けを認めている。

ということでここに証拠を貼っておく。


参照

  1. 【自民総裁選討論会詳報(8)】安倍首相、森友問題「指示や妻の関与はない」 加計問題は「プロセスに一点の曇りもない」産経新聞, 2018.9.14.

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