2018年12月4日火曜日

残業代請求ソフトは表計算ソフトの欠陥を継承するか

この『残業代請求の理論と実務』の著者が開発されたというソフトウェア「給与第一」はExcel上のプログラムなので、Excelなどの表計算ソフトがもともと持っている欠陥から悪影響を受けやすいわけです。悪影響とは先のリンクに掲げてありますが、挙げられた3点のうちとくに上の2点が重要です:
  • あらゆる専門的なソフトウェアは、幅広い多くのテストで動作確認されるべきです。仮にテストが行われなかったとしたら、各機能が計画したとおり動いているのかどうか、どうやって確認できますか?反面、表計算ソフトではテストは特に必要とされていません。
  • 表計算ソフト上でコードのレビューを行うことは困難です。コードは何ダースもの、さもなければ何百もの小さいセルに散らばって隠されています。もし あなたがコードを注意深くレビューできないのならば、そしてもし他の人がレビューするのも難しい状況ならば、どうやって信頼性を確保できますか?

Daniel Lemire. 大切な作業に表計算ソフトは使わないように(本当に!)
俺はかのソフトがテストをしていないと言っているわけではなくて、表計算ソフトで作る以上テストがやりにくいしコードのレビューもしにくいという話をしているわけです。 この問題を解決するには、「給与第一」のR言語またはFORTRAN言語に移植する必要があるということではないでしょうか。そこで俺は横着してawkで書けないかと思うのですが、まあ大変だし無理でしょうね。理由は以下のツイートから: それ以上に問題なのは、移植したところで誰も移植版に命を預けようとは思わないということです。まあ俺自身が計算規則を理解するためにはいいのかもしれんが、俺は実データを持っているわけではないのでテストもできんしな。

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