2020年4月21日火曜日

メモ: 間違えた人々、または低能 (小物と素人編)

第一版 (2020年4月14日, 4時4分am)

Twitterから見える世界が少なからず大きいので、主にTwitter上での実名発言を残しておく。そこからたどれる出版物も可能であれば収録していく。このエントリでは実名でも小物か、素人(非医師または非研究者)または研究者であっても周辺分野でさえない者を並べる。素人でも政治家は別にまとめる。言ったやつ全員の網羅性を目指すべきなのか、一人ひとりの"可罰的違法性"を期すべきはわからんので(そもそも徹底できない)、方針がぶれることはある。

ここで収録する人間は「COVID-19はそもそも危険ではないので不安を煽るな」「PCR検査は無駄である/検査をすると医療崩壊が起こるのでするな」等と主張したものである。「"全員"にすべきではない」とした藁人形論者を含む。なお、「助けられる命には限りがあるので適者が生存すべき」等の社会的トリアージないし社会ダーウィニズム的な優生思想をぶちかましたものは別にエントリをたてて収録する。したがって堀江貴文とか古市憲寿とか落合陽一はそっちにいくはずだ。

橋下徹



橋下徹 (2020a). 「『なぜ今、日本では新型コロナの検査を拡大してはいけないか」』コメンテーターが知らない現実」 , PRESIDENT Online. URL: https://president.jp/articles/-/33597

橋下徹 (2020b). 「安倍総理よ、『強い決断』を」『文藝春秋』2020年5月号.

橋下徹氏、生放送で新型コロナウイルス感染症の検査数で西村康稔担当相へ提言…『モーニングショーから文句を言われようが検査数については絶対、絞っていくんだと…テレ朝に負けないでください』」スポーツ報知, 2020年3月15日 8時25分. URL: https://hochi.news/articles/20200315-OHT1T50048.html

出演したのは15日放送のフジテレビ系「日曜報道THE PRIME」(日曜・前7時半)

乙武洋匡

鳥集 徹(とりだまり とおる)

鳥集徹 (2020a). 「専門医は軒並み反対なのに……『希望者全員にPCR検査を』と煽るのはなぜ間違いか?『感染症に詳しい』医師と、『感染症専門医』はまったく違います」 文春オンライン, 2020/3/13. URL: https://bunshun.jp/articles/-/36554

鳥集徹 (2020b). 「なぜワイドショーは解説しないのか? 『PCR検査をどんどん増やせ』という主張が軽率すぎる理由もしも都民全員に検査を実施したらどうなるか」文春オンライン, 2020/3/21. URL: https://bunshun.jp/articles/-/36731

堀江貴文


上念司


元木昌彦

元木昌彦 (2020). 「コロナ不安を煽り続ける『羽鳥慎一モーニングショー』を検証する 同時間帯トップを独走中だが…」 PRESIDENT Online, 2020/03/25 17:00. URL: https://president.jp/articles/-/33994

「3月22日に放送されたNHKスペシャル「“パンデミック”との闘い」で、最前線にいる医師は、日本が他の国、イタリアやスペインのようにならないのは、PCR検査をしないためだといっていた。

世論は、PCR検査を国民の多くにせよというが、これをやると逆にコロナの感染を広げることになるというのである。不安になった人々が検査をしてくれと押しかければ、感染者から医者や看護師、また来た人たちへと次々に感染していくから、手の施しようがなくなるというのだ。 」
「私は、コロナについての知識がないので、どういうやり方が正しいのか、判断することはできない。だが、たしかに国民全員にPCR検査をすれば、発症してはいないが陽性の人は爆発的に増えるだろう。そうなれば、日本中がパニックに陥り、あっという間に医療崩壊が起きるだろう。」

木原洋美

木原洋美 (2020). 「コロナ報道「煽りにはもうウンザリ」、ニュースの中身を吟味してみた」 ダイヤモンド・オンライン, 2020.3.25 5:30. URL: https://diamond.jp/articles/-/232629

「首を傾げてしまう報道は他にもある。「PCR検査」についてだ。「受けたいのに、受けられない」「医者が必要と判断して保健所に相談しても断られることがある」「疑わしいのに検査が受けられないと、他者に感染させそうで怖い」という批判が繰り返しなされていたが、まるで世の中の全員が、すべての体調不良者にPCR検査を受けさせたがっているかのような伝え方に違和感を覚えている。

 そんな中、3月11日、ソフトバンクグループの孫正義氏がツイッターで「簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分」と発信し、多くの人々が孫氏に向けて「医療崩壊を招くからやめてほしい」などと翻意を促したことが話題になった。ほどなく孫氏も「評判悪いから、やめようかなぁ。。。」と撤回したことで事態は収拾されたが、冷静な判断ができる人が結構大勢いることにほっとした。」
なお、狂気の『プレジデント』や『ダイヤモンド』誌とは違って『東洋経済』誌はだいぶマシだったようである。3月初頭の保険適用されてない時点でPCR検査なんで保険適用ちゃうねんというライターがいた。よく知らんがゼニモウケ系の雑誌と言えばこのぐらいか。


※2020/04/15追記

大貫剛

これは藁人形論法の例。



※2020/04/21追記

小林よしのり

「PCR検査なんか何の役にも立たない。 医療崩壊を招くだけだ。 医療関係者は重症患者だけに全力を注いでくれればいい。 死者数だけが重要であり、現在の日本の死者数88人、例え100人以上になっても、この増加ペースの遅さは、海外に比べて驚異的である!」

小林よしのり (2020). 「自粛を止めて、経済を回すべし」『BLOGあのな、教えたろか。』2020.04.11. URL: https://yoshinori-kobayashi.com/20126/

「日本軍は正しかった(要旨)」とかいう歴史修正主義者が手遅れの現状になってもまだ勝てる、だって日本はすごいんだ!とか言って見通しの甘甘でガバガバだった日本軍の再演をやるの、控え目に言っても彼は嘘つきだったというよりは本物の馬鹿だったという評価になりそう。パニック映画にありがちな、災害を舐めてかかった結果にストーリー序盤で災害に飲まれて死ぬ端役感溢れる振る舞いだけど、現実にはこういう馬鹿は生き残ったりするんだと思いますよ。

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