2020年4月8日水曜日

(追記あり) 消毒用エタノールの代替としての高い度数の蒸留酒メモ

第一版(2020年4月8日2時42分am)
現在スピリタスは手に入らない。全て売り切れである。そのため、各地の酒造メーカーがアルコール度数の高い蒸留酒売り出した。米CDCによると、手指消毒液として使うなら最低60%、物への消毒には少なくとも70%と定められている。したがって「メイリの65%」は残念だが手指消毒用としてのみ使える。しかし現実問題として二種類揃えるわけにもいかない (物の消毒液はハイターで済ませることが可能ではある)。したがって大変残念ではあるが、たとえ善意だろうが不勉強は不要だ。実際のところ、現実的な選択肢としてありうるのは、菊水酒造によるアルコール77のみである。以下に現在入手可能なのもののリストを上げる:
  1. アルコール77, 77% 500ml, 1200円 (菊水酒造, 高知)
  2. メイリの65%, 360ml, 1000円 (明利酒類, 茨城)
  3. 砺波野スピリッツ77, 77%, 300ml, 880円 (若鶴酒造、富山)
  4. (2020/04/24追記) KAMAYAアルコール77%, 77%, 700ml, 1800円 (釜屋, 埼玉)
  5. (2020/04/24追記) KAMAYAスピリッツ65%, 65%, 700ml, 1600円 (釜屋, 埼玉)
  6. (2020/04/24追記) 請福77, 77%, 600ml, 2500円 (請福酒造, 八重山)
  7. (2020/04/24追記) 笹一アルコール77, 77%, 500ml, 1200円
  8. (2020/04/24追記) HIGH SPIRITS 77, 77%, 300ml, 価格未定 (大山甚七商店, 鹿児島)
  9. (2020/04/24追記) KOZURU SPIRITS 77%, 77%, 500ml, 1300円 (小正醸造, 鹿児島)
  10. (2020/04/24追記) SPIRIT 66, 66%, 500ml, 1375円 (笹の川酒造, 福島)
  11. (2020/04/24追記) High Alcohol Spirits 65%, 65%, 500ml, 1265円 (中国製造, 広島)
  12. (2020/04/24追記) 丹波ALCOHOL77%, 77%, 3x300ml, 2700円 (西山酒造場, 兵庫)
  13. (2020/04/24追記) 特定発酵アルコール (オエノン)
  14. (2020/04/26追記) 泡盛78度(NAHA), 78%, (久米仙酒造, 那覇市)
  15. (2020/04/26追記) 泡盛67度(MUNA), 67%, 500ml, 1300円 (久米仙酒造, 那覇市)
  16. (2020/04/26追記) 鳴門66度(NARUTO), 66%, 300ml, 830円 (久米仙酒造, 那覇市)
  17. (2020/04/26追記) NEW POT 70, 70%, 300ml, 1210円 (木内酒造, 茨城)
  18. (2020/04/26追記) 黄桜 ALC. 65%, 65%, 300ml, 880円 (黄桜, 京都)
  19. (2020/04/26追記) 酒蔵スピリッツ AL78, 78%, 500ml, 1300円 (宮下酒造, 岡山)
  20. (2020/04/26追記) MIYACLEAN73, 73%, 720ml, 1500円 (寒梅酒造, 宮城)
  21. (2020/05/25追記) パストリーゼ77, 77%, 1000ml, 1382円 (ドーバー)
  22. cf. スピリタス, 96%, 500ml, 1500円(ポーランド)
コストパフォーマンスで考えてもそうだが、少なすぎる量は選択肢にならない。まあしかしこれどうせどれもどっかから買ってきた醸造アルコールなんだろうから原液を原液だと名乗って売ればよいものを。自前で蒸留器回してますなんてメーカーがあるんだろうか。

※2020/04/24追記

結局、NHKの3月17日付記事「News Up 新型コロナウイルス お酒で消毒の実際」はフェイクニュースだったということで確定だな。この記事を書いた低能の記者に 4月10日付厚労省事務連絡「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」を頬にグリグリ押しつけて聞いてみたいものだ。

ハイターでの消毒にあたり本邦行政または地方公共団体の希釈レシピを信用することはやめた方がよさそうだ。米国 CDC の希釈レシピではハイター等ブリーチ (SH) は少なくとも1000 ppm (0.1 %) にしろと書いてある。これは本邦での希釈の2倍である。しかも、表面に対して少なくとも1分は接してないとだめらしい。そんなことも本邦の行政が出す希釈レシピ文書には書かれていない。国によって SARS-CoV-2 の頑丈さが変わるという話はまだ聞いていないし、統計を改竄する厚労省の文書を真に受けることはできないので、CDC の話を信じよう。

まあしかし、厚労省は病院から酒税をとるんだろうか。おそらくそんなことはなくて、KAMAYAアルコール77%の値段が産経記事に書かれていなかったのは実際酒税が含まれてないからなんだろう。つまりどういうことかっていうと、厚労省は素人からは酒税を取るのをやめないつもりなわけだ。潤沢に供給させる国の責任なんぞ思いもつかないわりに税金だけは取ろうとするの、もはやアルコールとマッチで直接厚労大臣の身体に支払ったらいいんじゃねえの感あるな。

※2020/04/24追記終わり


甲山太郎氏@kabutoyama_taroのツイートにある「安倍晋三本人こそがロックダウンに否定的で、理由はオリンピックまでに感染を蔓延させたい張本人だから」だろうという旨の指摘で思い当たったのだが、国内の酒造メーカーの特にサントリーなどサントリーやニッカが消毒液と同じ濃度のエタノールを作るつもりもない理由は、もしかすると敢えて作らないように国または安倍周辺の例えば今井などから指導されているのではないか。まぁ理由などは別にどうでもいいのだが、いずれにせよ今回のこのパンデミックで、いかなる形でも社会に参加しなかった法人は記録しておこう。

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