後出しジャンケンになってもあれなので予めツイートしておくと、野田市の著作としてかなり評価の高い『戦争と罪責』の分析は、国府台病院のカルテをちゃんと読み込んだうえでのものなのか? という疑義があるんですよね。私も清水寛さんの研究がきっかけで気づいたんだけど。
— 能川元一 (@nogawam) August 11, 2018
清水さんたちの分析では、戦争神経症とみてよい兵士のなかに加害行為への罪責感を訴える者が結構いたことになっているのに対して、野田さんは罪責観の欠如が日本兵の戦争体験の特徴だと主張していて。
— 能川元一 (@nogawam) August 11, 2018
NHKが何年か前に放送した従軍看護婦の証言を集めた番組でも、後送される兵士が加害行為への悔恨をうわ言で語るのを聞いたという証言がでてきたので、たぶん清水さんたちの分析のほうが正しいのだろうというのが現時点での仮説。
— 能川元一 (@nogawam) August 11, 2018
『戦争と罪責』の340-341ページ。これ、野田さんは自分で2000人分のカルテ読んでないですよね。この記述から判断する限り。 pic.twitter.com/S7vSZghyeT
— 能川元一 (@nogawam) August 11, 2018
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