レベッカ・ソルニット『災害ユートピア』を読んでいるがこれは面白い。これは誰が想定読者なのかは知らんが、少なくと普通にパンピーを想定するんだろう。それは英語圏で大流行りのポピュラーサイエンスと同じで、これはポピュラー人文科学といってよい作りだと思う(たぶんジャーナリズムではない)。まあ翻訳版に註がまったくないのはこれがポピュラー人文科学であってパンピーにはそんな註や出典はパンピーにはまったく不要なこと、もとが英語版だからどの出典も英語なんだしどうしても参照したかったらオリジナルを見ろという話なんだろう。英語が読めればそうするんですけどね。もうちっとこういう本の内容と対象読者による分類を教えてほしかった感がある。
まあそれにしても学問をパンピーに紹介するぞ感溢れる英語圏の読み物の多さときたら、みんな使命感持ってやってるんだなあ感ある。まあ読者が多いからこういうのできるわけで、没落する日本語では無理なんだろう。だとすればますます英語読めねえとか泣き言垂れている場合ではない。
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